公園だより

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  • '23.07.06 【公園だより】七夕

    七夕   七夕は古くから行われている行事で、五節句(※)のひとつ。  毎年7月7日の夜に、願いごとを書いた色とりどりの短冊や飾りを笹の葉につるし、星にお祈りをする習慣が今も残っていますね。 園内でも、管理事務所周りに、ささやかな七夕飾りを施しました。 皆さん、何か願い事をされましたか? 皆さんの願いが叶いますように・・・・(夜、晴れたらいいですね!) 何をお願いしようかな・・ 願いが叶いますように・・ 夜、晴れますように・・ (※)五節句  ― 雑学メモ ― 五節句(ごせっく)とは、季節ごとに行われる、無病息災、子孫繁栄などを願うための伝統行事。 1月7日:人日(じんじつ)の節句(七草の節句)

  • '23.06.21 【公園だより】夏至の候

    夏至の候   6月21日、暦の上では『夏至』を迎えました。 日の出から日の入りまでの時間がもっとも長く、この日を境に、だんだんと日が短くなっていくのです。 文字からすると、「夏に至る」ということで、いよいよ本格的な『夏』到来?かと思いきや 現実は、まだまだ梅雨真っ只中!今しばらくは雨とのお付き合いの日々が続きますね。 夏至の時期には、アジサイやアヤメ、花ショウブが咲き、目を楽しませてくれますが、 これからの時季、公園内では、ちょっと地面に目を移せば可愛い草花も・・・ 今日はそんな野草のご紹介。 梅雨の晴れ間 ネジバナ 季節は「夏至」から「小暑」へと・・・ “ネジバナ” ― 雑学メモ ― ネジバ

  • '23.06.15 【公園だより】アジサイ物語

    アジサイ物語   先週、関東地方が梅雨入りしました。 梅雨の時期に咲く花の代表格と言えば、“アジサイ(紫陽花)” でしょうか。 雨の日は、外出するのが億劫で・・・という方の為に、今日はアジサイのお話を。   実はアジサイは日本原産の落葉低木で、日本原産のガクアジサイが西洋に渡り品種改良を重ねられ、西洋アジサイとして日本に逆輸入されたもの。 最近では品種も、形、色の種類も豊富な植物ですが、皆さんは、アジサイと聞いて何色を思い浮かべますか? 個人的には、やっぱり青系(ブルー系)でしょうか。この時季、各地で開催されるアジサイ祭り的な案内などを見ても青系が多いように思えます。 アジサイは「酸性の土では

  • '23.06.06 【公園だより】芒種の候

    芒種(ぼうしゅ)の候 「芒」は訓読みで「のぎ」と読み、稲や麦など穀物の実(種)の先端にある針状の物のこと。 昔から、田んぼに必要な水が確保しやすく、稲など芒(のぎ)を持つ穀物の種をまく時期とされていたことから、 今の時季のことを芒種(ぼうしゅ)と。 そう言えば、関東地方もそろそろ梅雨入りの気配がしてきましたね。    園内の田んぼの田植えも終わり、 これからしばらくの間は、苗の活着にはきめ細やかな管理が重要です。 ご来園の皆様もむやみに田んぼには立ち入らないで、 そっと見守ってください。   季節は、「芒種」から「夏至」へと・・・ 赤羽自然観察公園管理事務所

  • '23.05.22 【公園だより】小満の候

    小満(しょうまん)の候 気候が良く、草木を含むあらゆるものが成長し天地に満ち始める今の時季が、 二十四節気で云う「小満(しょうまん)」 また、“ 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)” 蚕が桑の葉を食べて、すくすくと成長する頃でもあります。 園内の花木も実を結び、日に日に色づいたり、大きくなっています。 赤黒く熟した「桑の実」・・、色づき始めた「ビワ」・・、 色づくのはまだ先の「姫リンゴ」・・、結実したばかりの「柿」・・、etc.        季節は「小満」→「芒種(ぼうしゅ)」へ ‟どどめ色“ ― 雑学メモ ― 「どどめ」とは、方言で桑の実のことから、「どどめ色」は熟した桑の実のような深い赤

  • '23.05.08 【公園だより】立夏の候

    立夏の候   今年のGW、行楽地はどこも大変な混雑ぶりのようでしたが、 皆さんのGWは如何でしたか? さて、GWが終わったばかりだというのに、暦の上では、季節は夏の始まりを意味する 「立夏」です。もう夏です。初夏。 水辺には「黄菖蒲」が見頃を迎え、園内の池では、カエルの鳴き声も・・・ 水面に映る「黄菖蒲」 これからしばらくの間、湿度は低く気持ちのいい季節ですが、紫外線は意外と強く、 お出かけの際は日焼け対策をお忘れなく!  ‟菖蒲“ ― 雑学メモ ― 5月5日、端午の節句の菖蒲湯。この、お風呂に入れる「葉菖蒲」、 実は「花菖蒲の葉っぱ」ではありません。 観賞する花菖蒲はアヤメ科、菖蒲湯の葉菖蒲

  • '23.05.02 【公園だより】八十八夜

    「八十八夜」 今年は5月2日が「八十八夜」 「夏も近づく八十八夜♪~ 野にも山にも若葉が茂る♪~」ご存じ、茶摘み歌! 文字通り、園内の木々も原っぱも若葉が茂ってきました。 「八十八夜」とは、「立春」から数えて八十八日目のことです。 霜の心配がなくなり、農家では茶摘みや苗代づくりを始める時季のようです。 園内の「田んぼ」も、ボランティアさんの活動のもと、田植え準備の真っ最中!   「田んぼ」と「古民家」 GWも中盤、遊園地もいいですが、ここらで木々の若葉の色、匂いに季節を感じながら 園内を散策しては如何でしょう。 赤羽自然観察公園管理事務所

  • '23.04.27 【公園だより】穀雨の候

    穀雨の候 4月も後半、暦の上では「穀雨」の時季。 穀雨(こくう)とは辞書を引くと「穀物の成長をうながす雨」という意味。 芽吹き始めた樹々や草花はこの時季の雨で見る見る間に成長します。 俗にいう「雑草」も然り。あっという間に草っ原に。 でも、ご安心ください! GWを前に広場は草刈りを終え準備万端・・・ 散策路は緑のトンネル 開花し始めた可憐な「ノイバラ」 GWは「芝生広場」でピクニック? 季節は「穀雨」→「立夏」へ・・・ 赤羽自然観察公園管理事務所

  • '23.04.07 【公園だより】清明の候

    清明の候   寒さもすっかり和らぎ、草木が芽吹く季節となりました。 “清明(せいめい)”とは「清浄明潔」の略で、春の清らかで生き生きとした様子を表しているそうです。 園内の桜も峠を過ぎ、散策路はピンクの絨毯を敷いたかのように・・・ 樹々の新緑 モミジバフウの花 アカメガシワの芽吹き 散策路はピンク絨毯 季節はやがて「清明」から穀物に実りをもたらす雨降り注ぐ 「穀雨(こくう)」へと移ります。 赤羽自然観察公園管理事務所

  • '23.04.02 【公園だより】春告鳥

    4月に入りました。 今年は桜の開花も思いのほか早く、見頃を過ぎた所が多いのではないでしょうか。 桜の開花と前後して冬の間休眠していた園内の落葉樹たちも、春を待ってましたとばかり一斉に芽吹いてきました。 目を園地に向ければ、様々な植物も花開き目を楽しませてくれます。 そして耳を澄ませば小鳥たちの囀りも・・・ この時季、ひと際響き渡るのが「ホーホケキョ!ホーホケキョ!」のウグイスの鳴き声。 早春、他の鳥に先駆けて鳴き始めるので‟春告鳥(はるつげとり)“とも云われています。 まだ桜の蕾が硬い時期から「ケキョ、ケキョ・・」と、練習していましたがここにきて上手になりました。 さすが、日本三鳴鳥のひとつと