公園だより

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  • '23.09.08 【公園だより】白露の候

    白露の候 「白露(はくろ)」とは、「草花に付いた朝露が白く輝いて見えるころ」という意味です。 日中はまだ暑さが続く時期ですが、朝晩は涼しい日が増え、その温度差で露ができやすくなってくるようです。 園内に響いていたセミの声も秋の虫の音に変わり、徐々に季節の移り変わりを感じるようになりました。 ご来園の際は、ちょっと耳を澄ませて、季節の移り変わりに触れてみては如何でしょうか。 また、9月9日は重陽(ちょうよう)の節句※。 家族の無病息災や子孫繁栄、不老長寿を願い、祝いの席を設けてみるのもいいですね。 アオマツムシ 季節は、白露 → 秋分 へと    ※重陽(ちょうよう)の節句 ― 雑学メモ ― 五

  • '23.08.23 【公園だより】処暑の候

    処暑の候   処暑(しょしょ)の「処」は“落ち着く”とか“止まる”とかいう意味もあり、「暑さが落ち着いてくる」「暑さが止まる(終わる)」ということでしょうか。 そう言えば、朝晩は心なしか涼しさを感じる気がしますが、実際は厳しい残暑がまだまだ続いてます。 そんな時は、「涼」を求め園内の湧水の流れに触れ、森林浴気分を味わってはいかがでしょうか。 森林浴の後は、古民家近くの田んぼで実り始めた稲穂に秋の訪れを感じてみては・・・。 空には、夏の雲? 園内を流れる、赤羽渓谷?・・・ 首を垂れ始めた、稲穂・・・ 季節は、処暑→白露 へと 赤羽自然観察公園管理事務所

  • '23.08.19 【公園だより】朝顔

    朝顔   「朝顔」。6月半ばに種まきを行い、丁度2か月。やっと咲きました。 種まきして40~60日で開花するらしいので何とか標準的な生育だったようです。 残り少ない夏休み、公園に来られた際は管理棟窓口横掲示板の所に並べてありますので 是非、見てやってください。 (花は午前中には萎んでしまいますので、早めの時間帯にお越しくださいね。) 朝顔 ― 雑学メモ ―  この時季に咲く「朝顔」、俳句の世界では「秋」の季語。 朝顔が盛んに咲くのは、立秋(八月七日ごろ)を過ぎてから。 暦の上では「秋」と云う訳ですね。 朝顔を詠んだ一句を・・・ 「朝顔に 釣瓶とられて もらひ水」 加賀千代女 作 作者の優しさが

  • '23.08.08 【公園だより】立秋の候

    立秋の候   暦の上では「立秋(りっしゅう)」 秋の始まりです。が、現実は8月といえばまさに夏本番という厳しい暑さが続く日々。 夏の甲子園も始まりました。(残念ながら我が郷里の代表校は負けましたが・・・) 体が秋を感じるのは、まだ先ですね。 立秋以降の暑さを「残暑」と呼びます。(猛暑が続くのに残暑とは、これ如何に・・・?) でも、植物たちは確実に秋の訪れを感じているようです! 秋と言えば「実りの秋」。木の実の季節・・・ 今日は今現在、園内で見ることができる、木の実(どんぐり)のご紹介を。 「クヌギ」~ アフロヘア―のような殻が特徴的 ~ 「コナラ」~ 大仏さんの頭のような殻が可愛い~ 「マテバ

  • '23.07.25 【公園だより】大暑の候

    大暑の候   大暑(たいしょ)とは、一年でもっとも厳しい暑さが続く頃。 関東地方もやっと梅雨が明けました。 学校も夏休みに入り、いよいよ夏本番。 山や海へ出かけたり、花火大会に行ったり、夏ならではの行事やイベントも盛りだくさんですが、 公園では夏を待ちわびたセミたちの賑やかな鳴き声が・・・ 幼虫として何年間も土の中で過ごし、成虫になってやっと地上に出てきたセミたち。 でも、成虫になって地上で過ごす期間は、わずか一週間から数週間。 そんなセミたちの成虫になる「羽化」の瞬間を、見ることができるかもしれないのです。 夕方ごろ、あちこち観察してみてはいかがですか? 神秘的な場面に遭遇するかも・・・ 日

  • '23.07.10 【公園だより】小暑の候

    小暑の候   小暑(しょうしょ)とは、梅雨が明け、暑さが本格的になる頃です。 蝉も鳴き始め、暑中見舞いを出すのもこの頃ですね。 公園内でも‟ニイニイゼミ“、“ミンミンゼミ”の鳴き声が聞こえ始めました。 このところ、気温も連日の30℃超えの日が続き、夏到来といった状況ですが、梅雨明けはまだでしょうか? 私は誰でしょう・・・ 私は「ニイニイゼミ」です! 皆さんも、どんな種類のセミたちがいるか探してみてください。 これから徐々にたくさんの種類のセミたちの合唱が始まる季節になります!   季節は、小暑 → 大暑 へと・・ 赤羽自然観察公園管理事務所

  • '23.07.06 【公園だより】七夕

    七夕   七夕は古くから行われている行事で、五節句(※)のひとつ。  毎年7月7日の夜に、願いごとを書いた色とりどりの短冊や飾りを笹の葉につるし、星にお祈りをする習慣が今も残っていますね。 園内でも、管理事務所周りに、ささやかな七夕飾りを施しました。 皆さん、何か願い事をされましたか? 皆さんの願いが叶いますように・・・・(夜、晴れたらいいですね!) 何をお願いしようかな・・ 願いが叶いますように・・ 夜、晴れますように・・ (※)五節句  ― 雑学メモ ― 五節句(ごせっく)とは、季節ごとに行われる、無病息災、子孫繁栄などを願うための伝統行事。 1月7日:人日(じんじつ)の節句(七草の節句)

  • '23.06.21 【公園だより】夏至の候

    夏至の候   6月21日、暦の上では『夏至』を迎えました。 日の出から日の入りまでの時間がもっとも長く、この日を境に、だんだんと日が短くなっていくのです。 文字からすると、「夏に至る」ということで、いよいよ本格的な『夏』到来?かと思いきや 現実は、まだまだ梅雨真っ只中!今しばらくは雨とのお付き合いの日々が続きますね。 夏至の時期には、アジサイやアヤメ、花ショウブが咲き、目を楽しませてくれますが、 これからの時季、公園内では、ちょっと地面に目を移せば可愛い草花も・・・ 今日はそんな野草のご紹介。 梅雨の晴れ間 ネジバナ 季節は「夏至」から「小暑」へと・・・ “ネジバナ” ― 雑学メモ ― ネジバ

  • '23.06.15 【公園だより】アジサイ物語

    アジサイ物語   先週、関東地方が梅雨入りしました。 梅雨の時期に咲く花の代表格と言えば、“アジサイ(紫陽花)” でしょうか。 雨の日は、外出するのが億劫で・・・という方の為に、今日はアジサイのお話を。   実はアジサイは日本原産の落葉低木で、日本原産のガクアジサイが西洋に渡り品種改良を重ねられ、西洋アジサイとして日本に逆輸入されたもの。 最近では品種も、形、色の種類も豊富な植物ですが、皆さんは、アジサイと聞いて何色を思い浮かべますか? 個人的には、やっぱり青系(ブルー系)でしょうか。この時季、各地で開催されるアジサイ祭り的な案内などを見ても青系が多いように思えます。 アジサイは「酸性の土では

  • '23.06.06 【公園だより】芒種の候

    芒種(ぼうしゅ)の候 「芒」は訓読みで「のぎ」と読み、稲や麦など穀物の実(種)の先端にある針状の物のこと。 昔から、田んぼに必要な水が確保しやすく、稲など芒(のぎ)を持つ穀物の種をまく時期とされていたことから、 今の時季のことを芒種(ぼうしゅ)と。 そう言えば、関東地方もそろそろ梅雨入りの気配がしてきましたね。    園内の田んぼの田植えも終わり、 これからしばらくの間は、苗の活着にはきめ細やかな管理が重要です。 ご来園の皆様もむやみに田んぼには立ち入らないで、 そっと見守ってください。   季節は、「芒種」から「夏至」へと・・・ 赤羽自然観察公園管理事務所