公園だより

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【公園だより】

'24.10.19

秋ですねぇ~!

 


どこからともなく漂ってくる甘~い香り・・・

その正体は、三大香木の一つ「キンモクセイ(金木犀)」。別名を「オスマンサス」。

学名を「Osmanthus fragrans var. aurantiacus Makino

「金木犀」は、植物学者の牧野富太郎博士が命名したといわれています。

また、モクセイ科のモクセイとは、木の肌が動物の「犀(サイ)」に似ていることに由来しているとか。

そんな、秋の風物詩ともいえる「金木犀」ですが、花が咲いている期間は意外と短く一周間ほどなので、お見逃しなく! さぁ、散歩に出かけましょう!

因みに、当公園では東門辺り、隣接の赤羽緑道公園ではあっちこっちに植わってます。



オレンジ色の十字の形が可愛い!



この時季だけ、アロマストリート!



サメ肌ならぬ、サイ肌?



“三大香木” ― 雑学メモ ―

 

花木の中でも、とくに香りが美しいとされる「春の沈丁花(ジンチョウゲ)」、「夏の梔子(クチナシ)」、「秋の金木犀(キンモクセイ) 

・沈丁花:葉の形が「丁子(チョウジ)」に似ていること、花の香りが「沈香(ジンコウ)」の香りに似ていることから

・梔子:果実が熟れても実が開かないことから、「開く口が無い=口無し(クチナシ)」と名づけられたという説が有力

・金木犀:木犀は樹皮が動物の犀(サイ)の皮膚に似ていること。白い花の銀木犀に対比させオレンジ色の花を金色に見立て、「金の木犀=金木犀」


因みに、三大香木に「冬の蝋梅(ロウバイ)」を加えた四種が四大香木と呼ばれています。




赤羽自然観察公園管理事務所